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【グルメコラム】不二家問題を機に消費者も考えるべきです!

グルメ取寄もん「もったいない。」 不二家問題」について、消費者の皆様には、ただ不二家を批判するのではなく、これを機に考えていただきたい事があります。
今回の不二家の一連の不祥事は、過去にないほどのずさんな衛生管理体制が明らかになりました。

期限切れの生クリームを使いショートケーキを製造、食中毒を起こしていた事を公表しない、菓子箱にユスリカ混入、チョコ菓子にガの幼虫混入、消費期限表示ないままプリン出荷ビスケットに金属片混入・・・などなど、この騒動で過去の事件も明らかになり、報道されています。
しかし、これは今回不二家が大々的に報道された為に、マスコミがあら捜しをし、報道したに過ぎないと思います。残念な事ですが他の食品メーカーでも、虫の混入などは(もちろんごくまれにですが)ありうる事です。

まず言いたいのは、「異物混入」と、「期限切れ商品を使う」のは、どちらもあってはならない事ですが、また別のものだという事です。
「期限切れ商品を使う」事は、会社の上司が命令すれば、簡単に防ぐ事ができます。
それどころか、あえて「期限切れ商品を使う」事を許可しなければ発生しない事です。 一般の作業員だって、いや一般の作業員だからこそ、いち消費者の目で、期限切れ商品は使うべきではないと判断するのが普通です。これは、上司が命令したと思われます。

今回、不二家はほとんどの商品を撤収、ほとんどの店舗を営業停止にしました。
これは、かなりやりすぎだと思います。
不二家は食中毒などを出した訳ではないのです。
関係ない商品、店舗まで撤退させていて、非常に残念です。しかしこれをさせているのは消費者です。消費者が、ニュースの報道に影響を受けすぎ、関係のない商品にも悪いイメージをつけ、悪評を広めるからです。
「企業イメージ」と「商品ひとつひとつのイメージ」を一緒にするべきではありません。
あまりにも報道しか見ずに、食品に対する知識が無く、自分の意見を持たない消費者が多すぎます。もちろん今回の不二家はひどい体制でしたが、消費者も今まで無知識・無感心すぎたのです。
今回の事件を機に、そろそろ考え方を改めるべきではないでしょうか?
「自分の口に入るものだから」と怒るのはもっともですが、「自分の口に入るもの」だからこそ、知識を身につけ、自分の目で判断してください。

悲しい事かもしれませんが、そういう時代だと私は思います。
ただ、企業は「消費者が安心して食べられる食品を提供する」ように最善の努力をしなければなりません。その点は誤解のないようお願いします。 今回の「関係ない商品、店舗まで撤退」を「もったいない」「かわいそう」だと思う人が、「不二家の商品は全部食べられない」と思う人を上回って くれる事をいち飲食業関係者として願っています。