【グルメコラム】今話題の斧・鉈(中華包丁)の殺傷能力について！

「今ブームの斧・鉈を使った犯罪に関連して、鉈（中華包丁）の体験談。」

最近のニュース報道で、斧・鉈を使った犯罪が多く報道されています。
「多く報道されています」と言ったのは、自分が思うに、数は少ないけれど、斧・鉈を使った犯罪などは過去にもいくつかあったと思います。
ひとつショッキングな事件があると、それに便乗してマスコミは似てる事件を優先的に報道しているだけだと思います。昨年の飲酒運転の事故もそうだったように思います。
そして、犯罪者はそのマスコミによって影響されたのだと思います。

もともと斧・鉈は生き物を殺傷するのに適している道具です。
自分は斧・鉈で人間はもちろんですが、動物も殺した事はありません。しかし中華の料理人時代に、鉈の一種と言える『中華包丁』を使用していました。中華包丁は包丁ですから、刃はもちろん鋭利です。
日々磨いで手入れもしていますので家庭でほったらかしにしている包丁と比べるとかなり鋭利です。
刃は四角く幅が10cm以上、長さも20cm以上あり、刃の中ほどから背にかけては厚くなります。
頑丈で重いので、堅いものでも簡単に切ったり、砕いたりしています。自分はスープのだしを作る時に、鶏や豚の骨を砕いていました。骨は太い部分で5cm以上ありましたが、遠心力をつけると砕く事ができます。鶏はまるごとのの鶏を中華包丁で叩いてミンチ状にしていました。

この作業の時に自分はよそ見をして、指を切ってしまった事があります。中華包丁を振り上げ、遠心力と重さで勢いの付いた中華包丁が左手親指を切りながらまな板に突き刺さりました。数センチずれていたら指を“つめて”しまっていました。
これらの光景は、見方を変えればおぞましいものに見えますが、料理人には普通のことです。
この経験から、中華包丁よりも刃が厚く重く、柄の長い斧であれば、力の無い人間であっても簡単に人間を殺傷できます。

先日の事件で言いますと、「少女が寝ている人間の首を殺害する」には最適な凶器であると言えます。一見、インパクトがあり、狂気を連想される斧ですが、犯人はいたって冷静に、斧を選んだのではないでしょうか。
全体的に若干、不謹慎と取られるような文章となりましたが、あえてこのような表現にいたしました。