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【映画批評】シティ・オブ・ゴッド

2008-01-12

【評価】★★★★★★★★★ 8

ブラジルのスラム街で生きる少年や人々の現状をリアルに描いた作品。

【あらすじの説明】

リトル・ダイスという少年が、1960年代後半、リオデジャネイロ郊外に新設された公営住宅シティ・オブ・ゴッドでのしあがり麻薬王・リトル・ゼとなっって、そして死ぬまでを同じシティ・オブ・ゴッド出身のブスカペというジャーナリストの成長とともに、ブスカペの視点で描かれた作品。

◆これは、サッカーファンであれば見ておくべき作品です。 実際にあった話で、ブラジルのスラム街がリアルに描かれています。

有名なサッカー選手ではブラジル代表のアドリアーノがスラム街の出身で、少年時代はこの映画の少年達と同様の暮らしをしており、仲間が何人も死んだり、自身も危険な目に遭ってきたという話です。

ブラジルだけでなく、アルゼンチンでもスラム街があり、最近ではテベスリケルメがスラム街の出身です。作品内でもサッカーをしている場面が出てきます。この地域の少年たちにとって、サッカーも犯罪も「生きるための手段」であり、プロサッカー選手は日本人とは比べ物にならない程の「夢」だと思います。

映画についてですが、犯罪、貧困を描いた作品ですが、以外にも恋愛についても描かれています。リトル・ゼは顔がブサイクな為、モテるやつを妬んで殺人をしたり、主人公のブスカペも好きな女性ができるがフラれたり、逆にリトル・ゼの部下のやつがモテたり・・。

このへんの「恋愛の貧困」の方が、幸せボケした日本人には共感できるかもしれませんね。 とにかく、サッカーファンは必ず、そうでない方も見ておいたほうが良い映画だと思います。

アドリアーノマラドーナリケルメテベスなどの南米の選手が、このような環境で育ってきた」という事を知っておいてほしいです。 特にサッカー選手を目指す子供を持つ親御さんたちに。。。