ニョッキーのおもしろコラム!

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映画「パラサイト 半地下の家族」

2020年話題となった作品ですが、いち韓国映画ファンとして観たかった映画でした。
半地下に住む貧乏四人家族。
息子が金持ちの家の家庭教師に誘われた事から始まる物語。
息子は金持ち一家の娘の家庭教師に、娘は小さな息子の家庭教師に、父親は運転手に、母親は家政婦に上手く取り入って四人とも金持ち一家で働くことに成功!
四人ともなぜか?優秀で、それぞれの役に器用になりきる。
特に息子は元々頭がいいんですね。顔もまあいいから金持ちの娘に好かれる。娘も偽造書類を作ったりと美術の才能がある。
顔は金持ちの娘のほうが好きですが、映画観ていると貧乏一家の娘のほうが好きになりました。
特に洪水が起こり、吹き出す半地下のトイレの上でタバコを吸うシーン!
そんなこんなで上手くいった時に
金持ち一家が家を留守にする。
その間に貧乏一家は自由に家で過ごすが、問題の「追い出した元家政婦」がやってきて、その夫も登場。正体が夫婦にばれて、さらに金持ち一家が急に帰ってきて、「脱出できるか」のハラハラが始まる。
このあたりまではコメディって感じで、楽しく観られます。
そこから息子が責任をとって、閉じ込めてある元家政婦の夫を殺そうとするが、そこから惨劇が始まります。
前半は予想通りの展開で楽しめるし、後半は予測不能の展開で楽しめます。
やはりぐっと来たのは、貧乏人、最底辺の人間のプライドですね。
半地下に住む人間には独特の臭いがするらしいです。そして父親はそれを気にしていた。無自覚に気にする金持ちに、傷ついていたんですね。
どんな人間だって、人としての誇りはあるんです。
そして、半地下でも地下でも、希望を持って生きていくのです。
賞やら評判が話題になっているのですが、それにふさわしい傑作。