映画「シン・仮面ライダー」
▼前情報から知ってましたが、造形はオリジナルを最大限忠実に再現しています。
私は「リメイク作品は忠実に」という主義なので嬉しいです。
造形だけでなく、効果音、音楽もオリジナルのを使っており好感が持てました。
「再現」については「それなら今作る必要ある?」という意見がありますが、それはあります。なぜなら、今の若者は、オリジナルが観られる環境にあっても、わざわざ何十年前の作品を観ないからです。
逆に「今やってるから」
「話題になってるから」
「好きな俳優が出ているから」
という理由でいとも簡単に作品を観る傾向があるからです。
ですので「古い名作」を若者に伝えるにはリメイクが一番です。
▼話の進め方、怪人の話し方、明らかにそれとわかるチープなCGなど、これもオリジナルの雰囲気をあえて再現していると思います。若者の評価は低いかもしれませんが、オリジナルを知っている者はノスタルジーを感じます。
▼オリジナルを踏襲しつつ今の感じやオリジナル要素も入れていますが…
デザイン以外はこれといって良いものがありませんでした
▼血がちゃんと出るのは個人的に好みです!
▼「ロボット刑事K」が出てる!
ご存知無い方に説明すると、石ノ森章太郎先生の作品で、そのままロボットの刑事の話です。映画「ロボコップ」よりも前にやっていた作品です!
▼ライダーや怪人は人間の容姿をした上でマスクをかぶる設定のようで、あえて声をこもらせています。
しかしそのリアリティのせいで単に聴きにくくなっています。
▼サイクロンが変形する描写、空を飛ぶ描写は非常にかっこよかったです!
▼ダブルライダーになるところは上がりました!
▼「勧善懲悪」でいいのに、結局ラスボスが「そこまで悪いやつじゃない」となってしまうのは残念です。
「日本一の特撮マニア」と言っても過言ではない庵野さんにもかかわらず!
▼政府の男と情報機関の男の名前が「タチバナ」「タキ」。これにはにやり!
▼チョウオーグは、ベルトはV3ぽく、マスクはシャドームーンっぽくてかっこ良かった!
▼結局の所、出オチどころか、本編で使われなかった予告の「仮面ライダーOP」が一番上がりました…。