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【書評】千原ジュニア『14歳』を読んで

14歳 (MouRa)/千原 ジュニア

投稿日時:2007-10-19

お笑い芸人「千原兄弟」の千原ジュニアこと、千原浩史氏の14歳 を読んだ。
千原浩史氏は、お笑い界において、素晴らしい才能を発揮しており、確固たる地位を築き上げ、また俳優としても活躍している。


 

多くの「千原ジュニア」ファンの方がこの本を読むだろう。
この本を読んだ多くの人、特に女性はどんな感想を持つだろう、と思った。
おそらく「悲しい」とか、「かわいそう」、「助けてあげたい」、「せつない」・・・・
そういう感じなのでは?と思った。

楽しみ方、感じ方は人それぞれである。本の批評でも「少年の繊細な心がなんとか・・・」
なんて書かれるのかな、と思った。
だが私はまったく違う感想を抱いた。
「同じ種類の人だ」と思った。


 


 

千原浩史氏の事は、10年ほど前から知っていた。
千原兄弟」の芸人として、知っていた。今でも芸人としてファンである。
だから少年時代の頃については、少し話を聞いていた。
なんとなく、そういう事もあり、親近感のようなものもあったし、笑いの傾向も好みだった。

「14歳」には、さらに詳細に、主人公=千原浩史の少年時代の出来事、感じた事が、物語というより、時折”詩”のような表現もしながら日記のように書き留めてある、という感じで書かれている。

私が「同じ種類」と感じた点を挙げてみると、「人と同じ事が嫌だ、人と違う事が嬉しい」「学校に行かない」「友達がいない」「漫画の主人公を尊敬している」「部屋に穴を空ける」「笑いを武器にしようと決意する」
・・などである。挙げてはみたが、そんな事より、何よりも心理的な部分が、「自分もそんな事あった!」「自分もそんな事考えた!」と思い、共感したのだ。理不尽な事をされたり、馬鹿にされたり、変な目で見られたり・・・。
「自分の何がおかしいのか?」「そんなにあなた方はたいそうなものなのか?」「むしろ自分からみたらあなた方のほうがおかしいと思える」と、思うことがよくある。
この本では、兄とおばあさんと唯一の友達以外の人間が、その対象なのである。
そんな環境の中で、なんとか自分の目指すものを見つけようともがいている主人公がいる。


 

世の中はすぐに「引きこもり」などと言って、「逃げてる」とか「心の病気」などと、マイナスに捉えるが、この主人公はあくまで「自分の力で見つけようとしている」のだ。
自分のする事、なすべき事を何も考えず、遊ぶ事ばかり考えて高校、大学、そして社会人としての生活を送っている人々よりも、14歳の時点でそれを考え、壁にぶつかっているこの少年を、自分は「同じ種類の人間」として尊敬します。

その後、この主人公こと千原浩史氏は「自分の戦う世界」を見つけ、皆さんが知るように芸能界で活躍する訳だが、もちろん見つけられない人もいる。いや、そういった人のほうが多い。

彼は、
『たくさんの穴があいている』・・・『僕はたまたまそれが一つ目だったんだ。運良く一つ目が貫通していたんだ』
と言っている。この「穴」とは、「自分のやりたい事」「自分の進むべき道」というような事である。


 


 

私もたくさんの穴をあけた。しかし、まだ貫通してはいない。
たくさんの穴をあけながら、気が付けば私は32歳になっていた。


千原浩史氏と同じ年齢である。

[JANJAN 掲載記事]文章/絵:白石ニョッキー

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