AKB48・入山杏奈さんの偽Twitterにサンスポ、報知など芸能マスコミが騙され報道！

2014.05.28 12:24

 27日に指原莉乃さんが事件についてコメントしたのを皮切りに、川栄李奈さん（19）と入山杏奈（18）がGoogle+を投稿し、ファンを安心させました。 ・・・と、こういうニュースを伝えたかったマスコミが「入山杏奈さんがツイッターでコメント」という事を言いたくて偽アカウントの文章を紹介してしまいました。 [リンク]入山杏奈さんの偽Twitterアカウント（※現在は削除） この偽Twitterアカウントでは事件について

「まだ人の事を信用する事ができません。 だけどTwitterやぐぐたすでも私やりっちゃんの事を心配してくれるメッセージが沢山あってそれを見ると涙が止まりません。それを見て私も頑張らなくちゃいけないと思います。 辛いのは私だけではないと言うことをわかっています。」

などのコメントを書いており、特に「まだ人の事を信用する事ができません」というコメントが印象的だったのか、使われてしまいました。 おそらく、マスコミが「欲しい」コメントだったのだと思います。 どうやら今回の報道でマスコミは「AKBファンはキモい」「AKBファンは怖い」と世間に思わせたいらしく、あるいは既に思っている人に「やっぱりそうだろ」と思わせたいようで、明らかに誘導しています。犯人は「ファンではなかった」ようなのですが。。 サンスポは27の記事で

『ＡＫＢ４８の握手会襲撃事件で、負傷した入山杏奈（１８）が２７日、事件後初めてツイッターを更新し、「まだ人の事を信用する事が出来ません」などと心境をつづった。深い心の傷を負っている様子がうかがえる。 』

と記事に書き、 スポーツ報知は28日6時0分の記事で 『入山は、ツイッターで「まだ人の事を信用する事が出来ません」と告白。ファンからの激励に心を打たれたようで「心配してくれているメッセージがたくさんあって、それを見ると涙が止まりません。私も頑張らなくちゃいけないと思います」と前向きにつづった。』 と書きました。（※ネットでの情報。現在は確認できず） 

 この報道があった直後、ファンの間で「なりすましアカウントだ」と話題になりました。 その後サンスポの該当ページは削除され、スポーツ報知は修正がされたようです。 [リンク]サンスポの該当ページ [リンク]ＡＫＢ川栄、２８日仕事復帰　フジ「バイキング」に電話出演（2014年5月28日6時0分 スポーツ報知） そして入山杏奈さんの偽Twitterアカウントはその後削除されました。 ファンの間では入山杏奈さんがツイッターをやっていない事は知られている事です。 今年1/19のGoogle+にて

入山杏奈 - 2014/01/19 「いま現在、Twitterもブログもやっていません！ すべてなりすましなので注意してください(´･_･`)」

と発言しています。

 またここでもマスコミの知識不足が露呈されました。 ただ、この知識不足を批判するのは酷な事です。 もう一つの問題は「なぜ確認しなかったのか？」という事です。 大手新聞社なら、プロダクションに確認する事は容易な事です。 スピードを重視するあまり、ろくに事実確認もせずに書いてしまったという事でしょうか？あるいはただの手抜きなのか・・？ まさしく昨日 [リンク]Yahoo!ニュースやサイゾーで知識不足の記事を書いている件…「SEOのオーサランク」「AKBの握手会」 この記事で書きましたが、「大手新聞社の記事」という事で影響力や信頼があり、この記事がTVなどにも紹介され非常に多数の人が見る事になってしまいました。 

 フジテレビ「めざましテレビ」より

[リンク]フジテレビ「めざましテレビ」より

 [リンク]ABC「おは朝」より

間違いなくファンのみが見ているGoogle+の投稿より圧倒的に多くの人間が見てしまった事でしょう。 今回のAKBの一連の報道では、あまりに事実を違う事を大手マスコミや有名サイトが書いています。 今回の件はその最たるものだと思います。 ※追記：サンスポの記事

[リンク]入山杏奈ツイッターはなりすましだった（2014.5.28 12:18）

指原莉乃がAKB握手会での事件について語る…「握手会がなくならないように願っています」

2014.05.27 15:16

 5月25日に岩手県で行われたAKB48の全国握手会イベントで、川栄李奈さんと入山杏奈さんと男性スタッフの3人が刃物で襲われた事件が起こった直後から、AKBグループのメンバーはGoogle+、ツイッター、モバメ（有料のメールサービス）を自粛していました。 これまで情報を発信していたのは支配人などの運営スタッフのみでした。そんな中、ついに指原莉乃さんがAKBグループメンバーの中でいち早く事件の事について語りました。 指原さんはツイッターで

みなさん、今回の件での二人への激励のメッセージありがとうございます。二人にもメールで伝えました。二人、そして警備のスタッフさん、本当に心配だったんですが、快方に向かっていると聞いてほっとしています。ご心配をおかけしました。 りっちゃん、あんにん、スタッフさん、そして現場に居合わせたメンバーそしてファンの皆さんのショックを思うと犯人を許すことはできません。私たちは一人のせいでファンの皆さんとの交流を失いたくありません。 握手会にいらしたことがある方ならわかると思うんですが暖かく家庭的な感じが私は好きでした。警備がより厳重になるそうですが、それでもあの家庭的な感じは残して欲しいです。 一日でもはやく、みなさんも私たちも安心して、お話できる日々が戻ってくればと感じています。 いつ再開になるのか、どんな形になるのかはわかりませんが、交流の場がなくなるのはつらいです。アイドル好きとして、AKBだけじゃなく全ての現場で握手会がなくならないように願っています。

と語りました。このコメントはAKBグループのメンバーを代表してのコメントと受け取れます。 先日の記事

[リンク]指原莉乃がツイッターでアンチとバトルしてIDを晒す！「悪質なものはそう思ってやってます」

でも触れましたが、指原さんのツイッターを使いこなす能力は素晴らしいと思います。 ファンとの交流、ファンへの突っ込み、クレーム対応、そして今回はAKBグループを代表しての挨拶。 メンバーの中では一番ツイッターを使いこなしています。 ビジネス的にも学ぶべき所が非常に大きいと思います。 そして指原さんが言われているように、握手会では状況によっては非常に「家庭的」な雰囲気があり、それは楽しい交流の場であったと思います。それが今回標的にされ、今後は警備を厳しくせざるを得ない状況となりました。 これは本当に残念事だと思います。

 指原莉乃さんのツイッター（5月27日）

Yahoo!ニュースやサイゾーで知識不足の記事を書いている件…「SEOのオーサランク」「AKBの握手会」

2014.05.27 12:47

日刊サイゾーの記事（5月26日）

自分もこうやってWEB上で記事を書いているので、棚に上げるつもりは無く、今後も注意しなければならないのが「記事について正しい事が書いてあるかどうか」という件です。昨日の記事で

[リンク]AKB48の事件でマスコミがあまり伝えない情報を補足…「全国」「個別」2つのAKB握手会についてとその警備体制

という事を書きましたが、書いた理由が「マスコミがAKBの握手会について知識不足、あるいは省略している」からです。 そんな中、私の専門であるSEOの分野でこのような記事がありました。

[リンク]リブセンス決算で改めて注目、オーサーランクとは？

この記事は求人情報サイト運営会社「リブセンス」の収益が悪化している事をきっかけにSEOと新しい情報「オーサランク」について語っていますが、SEOやオーサランクについて知識が乏しいライターが書いたようでいろいろとおかしぞ？と思える記事に仕上がっています。 この記事について、私よりもSEOに詳しい方が解説をしておられます。

[リンク]オーサーランク（AuthorRank）議論の背景と将来の可能性

そして、この記事でも話されているのですが、「リブセンス…」の記事はYahoo!ニュースに掲載されています。Yahoo!ニュースといえばアクセスも膨大でありユーザーからの信頼も高いサイトです。例え不確かな情報や、知識不足で書いた記事でも、こういった有名サイトなどに掲載されると影響力は高く、また専門的な分野で一般の方があまり知識のないものですと、多くの方がその情報を信じてしまいます。 「リブセンス…」の記事はライターとしてはプロの方なのかもしれませんがSEOのプロではない事が明白です。ですからこのような事が起きてしまうのです。

それが先日の「AKB握手会」の場合でもあてはまります。AKBの事件関係についてはこのような記事がありました。

[リンク]「怖くて握手なんかできない」メンバーから悲鳴続出で、AKB48ビジネスモデル崩壊危機

先日のAKB握手会での事件についての「日刊サイゾー」記事なのですが、悪意があったり事実で無かったり、妄想を書いたような部分があります。

『卑猥な発言をして嫌がるメンバーの表情を見て喜んだり』

⇒事実関係で言えば、そういうファンもいると思いますが・・。しかしわざわざ書くことではないと思います。あえて書いたのは「AKBのファンは気持ち悪い」と思わせようとする目的がある、あるいは下世話なシモネタで面白おかしくしようという目的があると推測します。

『転んだふりをして胸を触るなどセクハラがあったり』

⇒少なくとも私は聞いたことありません。もし突発的な偶然で無くそういう事があれば即時出入り禁止となりファンの間でも話題になると思います。

『ひどいのになると手に精液をつけて握手する者』

⇒これはAKB以前からある都市伝説のようなもので、ある意味「ベタな下世話ネタ」です。もちろん事実確認はできませんが、そんな事ないと思います。これも事実かどうかではなく、というそんな事関係なしに「AKBのファンは気持ち悪い」という印象を植え付けたいだけのものです。

『そんな中、殺人未遂事件まで起こってしまったことで、メンバーから「怖くて握手なんかできない」という声が噴出しているという。』

⇒メンバーの公式なブログやSNSなどでこうしたコメントは見た事がありませんし、ファンのクチコミでも聞いたことがありません。

『AKBのイベント運営関係者によると』

⇒本当ですか？このような情報ではそれすらも怪しく感じます。例え本当にAKBのイベント運営関係者だとしても、ファンの方が知識あります。 というようにこのような始末です。「日刊サイゾー」内でのみ書いているならまだしも、先ほどの話のように広い影響を及ぼしています。 まず、Yahoo!のサービス「ねたりか」に記事を提供しています。 さらに、これらの記事を元にして、まとめサイトなどの有名サイトが記事を引用しています。これにより非常に沢山の人がこの記事を見る結果となります。 このように正しい知識を伝えずに記事などを書いてしまう事には注意しなければいけません。 やむを得ない事もあるかもしれません。そういう時には我々ライターや専門家はきちんと正しい情報を発信することが大切だと思います。