ニョッキーのおもしろコラム!

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映画「あの頃。」

映画「あの頃。」
松坂桃李主演。
アイドルヲタク、ハロヲタモーヲタの男たちを描いた映画。
私も現在、AKBヲタクであるので共感できる部分、あるあるな部分もありますし、避けて通れない映画です。
劇中、コズミンの言う「あの頃、楽しかったな。」という言葉にはうるっときましたし、その言葉に集約されていると思いました。
物語は別れてはいないのですが、前半は松坂桃李(ツルギ)が松浦亜弥にはまり、ハロヲタの男たちと仲間になり、ヲタク活動をする様子。
後半はコズミンという男を中心とした仲間たちの様子。
聞く所によると、ヲタクの描写やグッズなどは実在のものを忠実に再現したらしいですね。
たしかにコンサートなどで全身にバッチをつけているヲタクとか、よく見ますね。
個人的には近鉄バファローズのシャツと帽子の二人が気になりました。ファンなので。
あと、松浦亜弥役の子は似ていましたね!
ハロプロの握手会はあのような感じだったんですね!
評価したいのは「ヲタク描写」をそのまま偏見抜きで描いている所。
一般人やマスコミな「ヲタク=キモい」としたいらしく、わざとキモく描きがちなんですが、そうはなりませんでした。
松坂桃李については最初のシーン、死んだ目で松浦亜弥のMVを観始め、表情が変わっていき涙を流す所が印象的でしたし、見事にヲタクになってました。
後輩の女の子の大学でのイベントが決まり、仲間が「チャンスやん!」と言う。
「何のそのですか?」と聞くと、ナンパではなく「ハロプロの布教活動や!」
さすがヲタク!

後半がイズミンという男の恋愛、闘病話になってしまい、アイドルやヲタクの話がなくなってしまい、少し退屈でした。
本当にイズミンという奴はグズですよね(笑)
この映画はハロプロヲタクの話ともうひとつ、男たちの友情とは違う馴れ合いのような交流がメインですね。
仲間どうしでその場合その場合で楽しくやって、しかしやがて歳をとり、仕事をして、アイドルとも離れていく。
そして「あの頃は楽しかった」と思う。
この映画の男たちは20代くらいに見えますのでやがてアイドルとは距離をおいて人生を過ごすことを想像させます。
私の場合は歳をとってからアイドルにはまったので、むしろ老後の楽しみとしてアイドルヲタクをやっている訳です。
私の「あの頃。」はまさしく今なんですよね。