AIで作った写真・イラストや小説の権利はどうなる？弁護士に聞いてみた！

私は趣味で漫画を描いていますし、昔はお笑いのネタや小説を書いていました。
そして現在、AIに関わる仕事をしています。
chatGPTなどのAIにより革命が起きている現在、
AIによって作られたものの権利ってどうなるのでしょうか？
親しくさせて頂いている弁護士さんに聞いてました。

私の質問は

まずは文章
「chatGPTによって作られた小説」の著作権や権利はどうなるのでしょうか？
chatGPTを操作した人のものなのでしょうか？
さらに「chatGPTによって作られた小説」が
既存の小説に似ていたら、chatGPTを操作した人は訴えられてしまうのでしょうか？
そして罪に問われてしまうのでしょうか？

次に画像。まずはイラスト。
AIで作ったイラストはAIを操作した人のものなのでしょうか？
例えば「ミッキーマウスに似ているけどディズニーの著作権や権利侵害にあたらないイラスト」
という指示で作成したイラストを商用利用した場合は訴えられたときに裁判で勝てますか？

次に写真
AIで作った人物の写真はAIを操作した人のものなのでしょうか？
例えば「橋本環奈に似ているけど著作権や権利侵害にあたらない写真」
という指示で作成した写真を商用利用した場合は訴えられたときに裁判で勝てますか？
似顔絵でしたら、TVなので許可取りしていない場合、
似顔絵イラストを使用することで問題はないようですが、
かなり似ている写真の場合、どうなのでしょうか？

ここから、弁護士の先生の回答です。

AIによって生成された文章や画像、音楽などといったものに著作権が
生じるかどうかは、どうしてもケースバイケースとならざるを得ませんが、
ひとまず言えることは、ユーザーが何も考えずに適当にAIに指示した結果、
AIが作った文章等は、著作物ではなく誰の著作権も生じません。

一方、ユーザーが「このようなものを作りたい」と考えてAIに指示して、
その結果としてAIが作成した文章等には、指示をしたユーザーに
著作権が生じる可能性があります。

次に、AIで作った文章等を利用した結果として第三者に訴えられたという話は、
上記の著作権が発生するかどうかという問題とは、また別の問題です。
AIが作成したという理由では責任を逃れられませんので、AI作成物が他者の
著作権を侵害しているのであれば、たとえ「権利侵害にあたらない写真」等と
指示していたとしても、著作権者から責任追及を受けてしまうリスクがあります。