映画「デイアンドナイト」
善と悪とは?正義とは?
というテーマのようです。
小さな自動車工場の社長が大手企業を内部告発したがつぶされて自殺し、その息子の話。
このテーマだと「空飛ぶタイヤ」を思い出すが、この作品はスカッとはいきません。
主人公は児童養護施設で働きますが、この施設の代表は犯罪で金を稼いで子供たちを育てている。
これこそがこの代表の「正義」なんですが、結局正義って人それぞれということになってしまう。
ここでいう悪役的な役まわりの大企業の男がやっていることは、一般社会ではわりとあることだし犯罪でもない。
でも主人公目線だと胸糞悪口極悪人になる。
色々考えさせるというか、結局権力や金に勝てないのか、と気分が重くなりました。
そんな中で唯一、清原果耶さんの可愛いさに癒されました。
それだけでなく演技力もすごい。
この子に近づかれたら固まってしまいそうです…
演出で、昼の仕事と夜の仕事の対比の映像が上手かったです。
あと北村が死ぬ下り、台詞無しで描いており、勿論意図的な演出なのでしょうが、
自殺なの?殺されたの?
とか、なんで浅い川にいるの?
など詳細がわからなかった。