映画「拷問男」
一見、スプラッタホラーようですが、ストーリーのある、最終的には悲しい話です。
娘を殺された父親が、犯人を捕まえて拷問する話です。
この設定の作品は沢山ありますが、ほとんどは犯罪を突き止めたり捕まえたり、自分が警察に追われたり、というストーリーにエンタメ要素を割きますが、この作品は「拷問」が見所の作品。
まず犯人の両手両足を台に器具で固定します。
頭にもネジを打ち込み、ありがちな「途中で逃げられそうになる」という無駄なハラハラにはしません。
喉の器官を切開してパイプを喉に刺し、声も出させません。
拷問は
・頭にネジ
・指を切断
・ネジの器具で膝破壊
・肛門に鉄条網を入れる
・腕を切断
・きりのような工具を太ももに刺す
・歯を抜く
これらのものです。
しかも結構きっちり行為や傷口を見せます。
だいたいこの手の描写は最中を見せずに「やりました」というものばかりなのですが、この作品はきっちり見せてくれます。
さらには拷問の為に医療知識とか、極限まで痛め付けるテクニックを調べる様子も描いており、リアリティがあります。
犯人は極悪のクズではあるのですが、犯人が犯罪を行っている様子が描かれていないので感情移入が足りないと思います。
そこをきっちり描いてくれれば、もっとスカッとすると思います。
個人的に、「グロ耐性」については感情移入によると思います。
自分の大切な人を殺されたとなれば、どんな残虐なこともできるのではないか?
そう思わされた作品です。