映画「ウトヤ島、7月22日」
実際にあったノルウェー銃撃事件を扱った映画。同じ事件を扱った映画
「7月22日」を既に観ており、この映画ほ事件を被害者サイドでノーカットで描いたというので興味深く観ました。
ワンカットでひたすらドキュメンタリータッチで描いているので、臨場感が凄いです。
銃乱射事件をドキュメンタリータッチで描いた映画といえば、ミヒャエルハネケの「エレファント」を思い出します。これは犯人目線からのカメラワークが印象的でした。
この作品は被害者目線で、ワンカットで臨場感と引き換えに全体の状況が分かりにくいので、「7月22日」と合わせて観ると良いですね。
実話なので本当に重いものがあります。
正直、映画、エンタメとしては非常に退屈です。逃げる主人公を追いかけていて、犯人は写らないし殺戮シーンもほとんどありません。それでいてかくれながら退屈でくだらない会話をしている。しかもおそらく会話や主人公はフィクション。主人公の行動にはイライラさせられる。
ただ、その72分間恐怖にさらされた人々の疑似体験をする事ができます。