ドラマ「マイネーム: 偽りと復讐」
韓国ドラマ。復讐もので、ヤクザが警察になる潜入ものです。
まずプラス点ですが、主演のハンソヒさんの演技、アクションが素晴らしい、おまけに超美人です。
これが最大の魅力でした。
あと「梨泰院クラス」の悪役のアンボヒョンが一転、イケメンで優しい刑事役で全然違う役を見事にこなしてました。
ボスも存在感あって素晴らしかったですね。
そしてマイナス点。
なんと言っても最終回のベッドシーンですね。
恋愛要素もエロシーンもいらないです。
これがかなりマイナス。
復讐の為に全て捨てた、という深みがなくなりますね。
それだったらガンジェに無理矢理やられてしまってしまって、それも含めて復讐、というほうが胸糞だけどシリアスになります。
漫画「ザ・ファブル」で女性の組織の人間に「そういうのは訓練の為にさんざんやったか?」みたいなセリフがありました。
そのくらい徹底してほしいなと思いました。
恐らく韓国恋愛好きの視聴者に向けたサービスですね。
それは私のような「韓国バイオレンス映画」好きにとってはマイナスになります。
次に、潜入にするのに整形しないのはあり得ないですね。実際に顔でバレるシーンあった訳だし。
少女時代は別の役者にさせればすむはなしです。単純に脇が甘いなと思いました。
さらにバイオレンス描写が甘いです。
ナイフ格闘中、スキがあるのに刺さないでアクションの見栄え優先している所が多々ありました。
ボスは主人公に殺されたい願望があったので、あえて攻撃を待つのは辻褄はあいますけど、それだとバイオレンスとしてつまらない。漫画「殺し屋1」の垣原のように「殺されないよう努力」することが大事で、それを上回って主人公が勝ってこそカタルシスがあるというものです。
あとは、意外とストーリーは普通でしたね。ハンソヒの魅力で持たせた感じです。
とはいえ約8時間で一気に観させるくらいの面白さはあります。