映画「シャイロックの子供たち」
池井戸潤原作の映画。
池井戸作品の中では地味で弱い。
逆に言えば、弱い作品でもそれなりに楽しめるのが池井戸作品の凄いところ。
池井戸作品と言えば銀行、金融ではありますが、あえて別の作品で例えると
「きれいなナニワ金融道」
です。不動産詐欺のやりとりの話。
主人公はごく普通の人物で、正義の味方でもダークヒーローでもない。
リアルだけと弱い。
あと、主人公サイドも厳密に言えば善人ではないが、一応悪人とされる主犯二人がいるが、この連中をどなったりこらしめる場面が無いのでさほどスカッとはしない。
主犯二人の逮捕シーンもその後もないのは描写不足。
わかりやすく悪人にしておけばいいのに…
主人公がどうなったか謎にしてるし。
不満はあるけどそこそこな映画。