ニョッキーのおもしろコラム!

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映画『グリーンバレット 最強殺し屋伝説国岡[合宿編]』

映画『グリーンバレット 最強殺し屋伝説国岡[合宿編]

まず私の状況ですが、阪元裕吾監督の作品でU-NEXTで観られる作品は全て観ております。坂元監督の作品はバイオレンスが多く、私の好みと近いのでファンと言っても良い感じです。
この作品を知って、観たいと思ったのが池袋での公開終了翌日だったので観られず、舞台挨拶やミスマガジンさんのグラビアなどを観て待っておりました。
あと、こ版も読んでおります。の
この度U-NEXTで公開されてのでついに観る事ができました。
この作品ですが、「最強殺し屋伝説国岡」でのドキュメントタッチやギャグと「べいびーわるきゅーれ」での少女の殺し屋というひきを併せ持った強力な作品だと思います。
まずはそれぞれのキャラが立っているのでその感想。
山田ふみか:和泉芳怜
→やる気がなく
サボり
がちでスマホを常にいじっている。色々学校など入っても長続きしない感じ?沖田さんと仲良くなっていく過程の描きかたは自然で良かったですが、もう少しキャラ付けと掘り下げが欲しかったです。裏事情としてはグランプリということなので、リーダー的なキャラにしても良かったかも。

今井美香:山岡雅弥
→神里と親友で神里の面倒を見ている感じ。格闘が得意なのが後半わかるけど、もう少し強くキャラづけしても良かったと思います。

神里はるか:天野きき
→「国岡」の映画を観ており国岡のファンで、空気を読まず自由に話したり行動する。ある意味若者らしい言動もする。
予告映像にある国岡との写真、TikTokのくだりは一番面白かったです。
個人的に私が好きなアイドルの大森美優さんに似ていて、彼女を観たかったのが一番強いです。なので空気を読まない言動も可愛いと思って観ていました。

東雲唯:辻優衣

→女優志望で、事務所の社長に心酔している気が小さい女の子。それがだんだんと騙されていることから目覚めて最後に爆発します。合宿で一番成長したとも言え、彼女がある意味主人公的なストーリーですね。

 

鹿目梨紗:大島璃乃
→父親が殺し屋で教育を受けたけど、全く才能が無く、真面目すぎて硬い少女。
真面目すぎて声も大きく話している所はストレスたまりますが、沖田や国岡が突っ込んでくれるので楽しく見れます。
スキル的には一番下ですが、切り捨てずに終盤で見せ場があるのが良かったです。

 

沖田響:内藤花恋

→本人の話によると殺しの経験があり既に殺しのスキルがあり、好戦的で短気。
国岡は語ってはいませんが、私は「殺しに躊躇がない」というのが一番殺し屋に必要なスキルだと思います。
ストーリー、展開的には彼女が引っ張っていってましたね。
そして個人的にかっこいいと思いました。
漫画で言うと「俺様系」の主人公という感じですね。(クローズの春道とか…)

国岡昌幸:伊能昌幸

圧倒的な殺しのスキルがありながら、その他の仕事には向いてなかった、というキャラが良く見える演技でした。
お笑いではなく普通のトーンでの突っ込みが良かったですね。

真中卓也:松本卓也

最初口だけのクズっぽいキャラでしたが、空気を盛り上げようとしたり、終盤男を見せたりと良くやつになっていましたね。

大坂健太:大坂健太

→一見傍観者として一番の常識人と思いきや、映像スタッフなのになせか訓練をしたり、自分の意見を押し付けたり、なかなかにうざいやつでした。さらっと女の子たちに小声で「きもい」と言われてたのが笑いました。

浜辺悠仁板尾創路
相変わらずのキャラと存在感で良い引き立て役でした。
東雲が騙されていた社長の本を熱心に読んでたり、東雲が騙されていたと気付いて本を燃やしている時に本を隠す、というギャグで笑わせてくれました。

全体の感想としては、前半が合宿の様子で、後半がフォックスハンターとのバトルです。
合宿最後の実戦で何もできなかった6人がフォックスハンターとの戦いで急に団結しバトルも強くなってるのがファンタジーでした。
これ、合宿が3日ではなく2ヶ月後、とかだったら説得力あったかなと思います。
フォックスハンターの手下相手だと一対五人くらいでも見事に勝っていたのに、ラスボス相手に6対1でぼこぼこにされているのもちょっとあれでした。もちろん国岡の見せ場を作るために仕方ないのはわかってますけど。
一方で、殺人の経験を積ませるために殺しても良いような人を金で買ってきて殺させる、というシーンはリアルで良かったですね。
全体的にアクションやバイオレンスは控え目にして、少女たちの成長も描きつつ、彼女たちを可愛いく絵描いていて、アクション映画とアイドル映画のバランスは取れていたと思います。